アフガニスタンの戦争孤児が描いた絵画展が15~31日、左京区新間之町二条下ルの「子どもの本専門店 きんだあらんど」で開かれる。15、20日には講演や映画上映もある。入場無料。【太田裕之】 描いたのは、現地のNGO「アフガン子ども教育運動」(ACEM)の支援を受けた戦争孤児たち。路上生活や児童労働に従事していたが、ACEMに絵の才能を見込まれ、1年間最低限の生活を保障されて絵画技術を習得。その後は看板屋や教師などの道へ進んでいるという。 今回は現地で孤児や女性の教育支援を続ける宝塚・アフガニスタン友好協会代表の西垣敬子さんが、ACEM日本支部代表の旦匡子さんと共に持ち帰った約20点を展示。購入も可能で、代金は西垣さんを通じて作者の孤児に直接手渡される。 同店代表の蓮岡修さん(35)もNGO「ペシャワール会」のメンバーとして99年から3年間と06~07年の1年間をアフガニスタンで過ごし、井戸掘りや水路建設に携わった経験がある。蓮岡さんは「同時代に生きる子供たちがどんな思いで描いているのかを感じてもらい、表現と想像することの大切さを発見してもらえれば」と話している。 絵画展は午前11時~午後8時で月曜休み。15日午後3時からは西垣さんが講演。同4時と同6時、現地の映画監督が撮影した2作品「カブール・シネマ」(18分)と「シャブナム」(10分)を上映する。20日午後3時と5時にも映画「カブール・シネマ」と「いけにえ」(25分)を上映。映画上映はいずれも20人限定で、問い合わせは同店(075・752・9275)。
毎日新聞
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